書籍読んでて途中の計算に詰まったので個人的にメモ
今回読んでる書籍はオイラーのゼータ関数論という本.
P103(A)
を示す.
より
からの式変形について
===以下行間埋め箇所===
に関してで置換すると
途中で,を用いた.
===以上行間埋め箇所===
すると
が得られる
P139(1)
===以下行間埋め箇所===
多重ガンマ
多重フルビッツゼータを用いて多重ガンマ関数
を定義できる.右下にしれっとあるは,を代入した結果を示す.
この多重ガンマ関数について,の時に
というレルヒの公式が存在する.
レルヒの公式
ここの行間埋め箇所では以降フルビッツゼータ関数をと書き,はにを代入したものを表す.
二階微分が等しくなること
レルヒの公式の導出は,まずのによる二階微分とのによる二階微分が等しくなることを示す.
から
と偏微分を行い
が得られる.
一方ガンマ関数の解析接続表示から
これを二階微分すると
であり,確かに
であることが確認できた.
定数であること
またの双方ともという性質を持つ.
から確かに
が得られるし,
でもある.
つまり
について
から
が得られるので,
である.
定数の特定
つまり結果はに依存しないことが確認できたので,を入れた際の値を考える.
なので,
一方
なので
が得られる.
つまりが得られ,を示すことができた.
レルヒの公式についてもう少し
のの場合
と式変形できるため,より
なので
最後にの値を導出して行間埋めが終わる.
(2)の行間埋め
===以下行間埋め箇所(途中式)===
前提
有利関数に対しとおく.
とするとと書くことができる.
この場合の
を計算する.
第一項のガンマ関数の部分の考察
ここで第一項のガンマ関数は相反公式から
の時,なので
第二項の考察
である.
得られる結果
よっての場合
であり,
という関係式が得られる.
===以上行間埋め箇所(途中式)===
とする.
この場合は有理関数.
また
でもある.
以上を前提とし
を計算する.
この積分は
と書き直すことができ,
(3)
以上より