K角数の逆数和
について調べた.
ついでに
こうなるかな?🤔 pic.twitter.com/MkGSKgBe45
— ☆ありゅ☆@だるぽよ (@Fo_Tr0) 2023年7月25日
にたどり着くまでの経緯も書いておく.
多角数とは
五角数と分割数 - 音楽室と化学室と美術室とPC室の融合部屋 所謂自由室
で議論した延長として,K角形に物を並べた個数について
が成り立つことから,漸化式を解くと
となり,これをK角数と呼ぶ.
K = 3のとき,K=4のときになる.
多角数の逆数の総和
に対して
と式変形を行う.
ここでディガンマ関数のワイエルシュトラス表示の変形
と函数等式からの変形
を用いると
よってのとき
帳尻をあわせて
最終的に
が得られる
括弧内部のディガンマ関数に関しては,ガウスのディガンマ関数の定理
を用いて計算ができる.
五角数の逆数の総和
得られた
に対しの時を計算する
途中のに関して
を計算し
これを先の式に代入し
整理すると
が得られる.
多角数の逆数和の変形
多角数の逆数和
について,今度は
と変形する.
に対し,等比級数の式で置換できるので
とをまとめてやり
総和の順序を入れ替える
最後にゼータ関数に記号を置換し,の総和の起点を調整すると
が得られる
五角数の場合
が得られ,先の
と合わせると
という不思議な結果が得られる.