2023-02-23 1=2についてのチラシ裏 皆さんのお話知っていますかまぁおなじみの誤った計算によるおかしい結果のネタなんですけど,なんとなくどういう仕組なのか改めて見直してみたいなと思いました. 解のすり替えによる方法 概要 仕組み 色々遊んでみたい 周期関数の逆関数によるもの 概要 仕組み 解のすり替えによる方法 概要 とする 両辺にを乗じて 両辺にを足して 両辺を因数分解して 両辺からを除算すると 最初にと仮定していたので よって が得られる.というものです.懐かしいですね. 仕組み 簡単のためにと置き換えましょう. 両辺にを乗じて 問題はここだと思っていて,この時点で解が2つできてしまうんですよね その解はとの2つです. つまりとなっていますし,実際に移項すると確認できますね. 次にこのからを除去し,を解とする式にしてやります. 正直この時点で「あれれー?だぞー?」でもいいですが,そのままですとあまりにも露骨なので,因数分解という手順を踏むことで曖昧にしていきます.両辺にを足して 因数分解 そうして つまり・・・じゃなくてでが出来上がりましたーパチパチパチという内容ですね. 色々遊んでみたい つまり,解の挿げ替えをうまいこと行うことができれば,任意の「」みたいな結論もたどり着くのでは?実はという1違いの式にするのは非常に簡単で(逆計算して考えました) とする. 両辺にを加算し 両辺にを乗じる 両辺からを引き 因数分解 こうしてを割れば なので,と仮定していたので になる.つまり,に帰着させたいのであれば 両辺にを加算し 両辺にをかける 両辺からを引き 因数分解 こうして により になる. 周期関数の逆関数によるもの 概要 根号をかけて 両辺にをかけて 仕組み 極端な話,なので平方根をとることでと言ってるようなもの. 指数関数は複素関数では周期関数であるため となる.つまり整数に対し指数がであれば同一の値となるが,平方根などのような根号を用いることでこの同一の値を崩すことができる.言ってしまえば で両辺内部を2で割りなので というような内容. これはとについて,実数で見るとどちらもですが, 乗することによりととなってしまうことが原因. ですが,となるので,先程の計算と合ってますね.極端な話をすると なので としているようなものです. なんとなく思いついた2例について考えてみました.まる.